ドラッカー経営学入門⑥仕事と労働

●仕事とは何かを理解するには
①分析:基本的な作業を明らかにし、論理的な順序に並べる
②総合:個々の作業を一人一人の仕事に、そして一人一人の仕事を生産プロセスに組み立てる
③管理:管理のための手段を組み込む

前提:仕事とは一般的かつ客観的な存在である。=論理がある

●労働における5つの次元

前提:労働とは人の活動であり、人間の本性=論理ではない、力学
①生理的な次元がある=たくさん働くと疲れるということ
心理的な次元がある=人にとって働くとは重荷であると同時に本性である
③社会的な次元がある=組織社会では働くことが人と社会をつなぐ主たる絆となる
④経済的な次元がある=労働して生活のためのお金をためなけらばならない
⑤政治的な次元がある=職場にも権力関係はあるということ

まとめ
仕事とは論理的で、労働は非論理的。仕事は分析、総合、管理することができ、労働は生理、心理、社会、経済、政治的な次元を伴う。

仕事の論理と労働の力学の双方に従ってマネジメントしなければならない